確率変数の和
確率変数の和に関する平均と分散
2つの確率変数XとYの和の平均は、それぞれの平均を合計したものになります。
つまり、
一方、XとYの和の分散は、それぞれの分散を合計したものに両者の共分散を加えたものになります。
つまり、
ただし、もしXYが独立ならば共分散はゼロになり両確率変数の和の分散は、次のようにそれぞれの分散の和になります。
同様に差の分散は以下のようになります。
もし独立なら共分散は0です。
変数変換した場合の平均と分散
X, Y, Vはそれぞれ確率変数でXの平均と分散は、XとYの共分散は、また、は定数とします。このとき以下の関係式が導かれます。
→の式変形より導出
<参考文献>
Introduction to Econometrics, Update, Global Edition
- 作者: James H. Stock,Mark W. Watson
- 出版社/メーカー: Pearson Education Limited
- 発売日: 2014/09/09
- メディア: ペーパーバック
- この商品を含むブログを見る