評価、分析について

国際開発学分野の評価や統計的分析手法について勉強しています。日々学んだことを記録していきます。

2017-01-01から1年間の記事一覧

相関係数

相関係数の求め方 1. 平均値を求める ・データの平均値を求める。平均は次の計算式で求められる 2. 共分散を求める ・共分散は次の計算式で求められる 3. 標準偏差を求める ・標準偏差は分散の平方根 4. 相関係数を求める rxy=Sxy/SxSy エクセルでの計算 Exc…

2つの異なる母集団の平均の差

1992年から2004年の平均賃金の変化を見る エクセルでの算出方法 1. 検定の準備:標本の基本統計量を算出する ・標本平均:AVERAGE関数 ・標準偏差:STDEV関数 ・標準誤差:標準偏差/√サンプル数 2. 平均の差の検定:t検定を行う 検定プロセス (1)の標準誤…

標準偏差と標本誤差について

標本標準偏差 ・標本標準偏差は母集団から得られたデータのばらつきを表す。 ・標本標準偏差は母集団標準偏差の推定量となる。 ・不偏分散(標本の分散)の平方根で表される。 エクセルでの求め方 ・STDEV(数字の範囲) 標本標準誤差 ・標本平均の標準誤差(s…

Excelによる実証分析

推測統計 標本調査 統計学の目的の一つは母集団の特徴を推定すること。ただし母集団の全てを調査することは時間や費用がかかり現実的ではありません。そこで利用されるのが標本調査という手法です。標本調査は母集団から無作為にサンプルデータを抽出しそこ…

Excelによる実証分析

記述統計学 基本統計量とは データの特徴を見るために必要な数値。記述統計量、要約統計量とも呼ばれる。平均、中央値、最頻値、分散、標準偏差などがある。特に、標本データの分布の特徴を見るためには平均値、中央値、さらに平均からどのくらいばらつきが…

Excelによる実証分析

統計手法を用いて分析する際にExcelやSPSS, STATA, Rなど様々な分析ツールがあると思いますが、初めは基本を学びたいと思い、Excel分析入門を読んでみることにしました。7日間で基本的な分析を一通り学べるという書籍に出会い、今日から読んでいきたいと思い…

確率変数に関する公式一覧

備忘録として、今まで学んだ公式を一覧にしました。 平均値と分散 平均、分散、標準偏差 算術平均 標準偏差 分散 標準化 確率変数と確率分布 期待値と分散 期待値 分散 主な確率分布 ベルヌーイ分布 平均 p 分散 p(1-p) 確率変数の線形確率 平均 分散 歪度 …

確率変数の和

確率変数の和に関する平均と分散 2つの確率変数XとYの和の平均は、それぞれの平均を合計したものになります。 つまり、 一方、XとYの和の分散は、それぞれの分散を合計したものに両者の共分散を加えたものになります。 つまり、 ただし、もしXYが独立ならば…

標本平均とランダム・サンプリング

母集団と標本 例えば日本の平均賃金を知りたいとき、労働者の賃金情報を入手する必要がありますが、全国すべての就労男性、女性にアンケートをとることは難しいです。時間と費用がかかり現実的ではありません。 統計学ではすべての人にアンケートを取らなく…

統計学の基本用語

確率と事象 キーワード 内容 事象 起こりうる互いに重複しない結果 確率 長い時間をかけてみてその事象が発生する時間的な割合 標本空間 起こりうるすべての事象の集合 イベント 標本空間の中の部分集合 確率変数 確率的な事象を数値を使って表現したもの 離…

確率変数と離散確率分布

<前回の復習> 確率変数とは確率的な事象を数値を使って表現したもの。 この確率が離れ離れのものを離散的確率、連続的なものを連続的確率変数と呼ぶ。 離散的確率は宝くじの当たる確率やパソコンが故障する確率などが挙げられる。これに対し、気温や距離な…

確率分布と確率変数の話

■ 統計学とは 統計学とは関心のある現象を確率変数によって表現し、まだ起こっていない事象の可能性を推定したり予測することです。統計学は主に「記述統計」と「推測統計」に分類されます。「記述統計」は得られたデータの範囲内でその特徴や規則性を分析す…