評価、分析について

国際開発学分野の評価や統計的分析手法について勉強しています。日々学んだことを記録していきます。

標準偏差と標本誤差について

標本標準偏差

・標本標準偏差は母集団から得られたデータのばらつきを表す。
・標本標準偏差s_Yは母集団標準偏差σ_Yの推定量となる。
・不偏分散(標本の分散)の平方根で表される。


{s_Y}^2=\displaystyle\frac{1}{n-1}\sum_{i=0}^n{(x_i-\overline{x}}^2)


s_Y=\sqrt{\displaystyle\frac{1}{n-1}\sum_{i=0}^n{(x_i-\overline{x}}^2)}


エクセルでの求め方

・STDEV(数字の範囲)

標本標準誤差

・標本平均の標準誤差(standard error of mean)と呼ばれる。
・標本から平均を求める場合、その平均は必ずしも母集団のものと一致しない。
 標本から得られる推定量のばらつきを表すのが標準誤差。
・標準誤差の計算には中心極限定理を使う。
 母集団からサンプルサイズnを抽出するとき、その平均値\overline{Y}の分布はnが大きくなるにつれて正規分布N(\mu, \sigma^{2}/n)に近づく。
・標本平均\overline{Y}の標準誤差は、\overline{Y}の標本分布の標準偏差の推定量に相当する。


SE=\displaystyle\frac{s_Y}{\sqrt{n}}


エクセルでの求め方

・STDEV(数字の範囲)/SQRT(サンプルサイズ)

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